俺の胸の上に乗ってきたおまえと2人で居眠りをしてたとき、おまえの見ていた夢が俺の頭の中に入ってきた。家に帰ろうと草むらの中を歩いていたら、白くてデカい野良猫に襲いかかられた、白黒でピンボケの夢。襲いかかられたおまえは寝ぼけて、あわてて逃げ出したっけ。おまえの目に風景は、あんなふうに映っていたんだね。外に遊びに行っているおまえに、心の中で「あかちゃー、帰っといで」って呼びかけると、百発百中でにゃーんって帰ってきたっけ。誰も信じないけど・・・、ホントなのにさ。