あまり美形とはいえないけど、私にとってモモはとびきりの猫でした。「だるまさんがころんだ」で、よくいっしょに遊びました。モモは上手でしたね。一歩二歩と確実に寄ってくる。私が振り向くと、ぴたりと止まってる。 朝方はよく、私の枕元にすずめなどの献上物を運んでくれて得意になっていた。あれは、本当は勘弁してほしかったんだけど・・・。モモを外出自由な猫にしてしまったのは、私たちの責任。いくらモモが叫んでも、決して外へ出さなければよかった。そうすれば、少なくとも交通事故に遭うなんてことはなかったのに。わずか1歳と3ヶ月しか生きることが出来なかったモモ。まだまだいっしょに遊びたかった。